テレビ北海道は2011年7月の地上波テレビのアナログ放送終了・デジタル化完全移行を機に、2011年中に釧路、帯広、網走、北見の各市に札幌からの基幹中継局を新設する。
これは、先の臨時国会で成立した2010年度補正予算の「地域活性化」枠の中で、情報格差の是正・解消の一環としてデジタル中継局整備に関する後発民放局支援スキームが盛り込まれており、このほど総務省から「支援対象とする」との内示を受けていることによるもの。同社では、総事業費として9億円を見込んでおり、このうち2分の1の補助を願い出ている。
具体的には、2011年8月上旬に釧路、次いで10月に帯広、網走、北見の基幹局開局を目指す。設置場所はいずれも先発の道内民放4局とNHKが建設済みの中継局構内・施設内で、各局の協力を得ることにしている。
釧路中継局の出力は1000W、世帯数は10万2274世帯、帯広中継局は1000W、12万1722世帯、網走中継局は1000W、4万9058世帯、北見中継局は50W、4万9615世帯。
(全文は2010/12/24発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)