フジテレビは昨年から、3D撮影の検証を続けてきたが、1年間かけて蓄積した技術的・制作的なノウハウを活かし、本格的な3Dスポーツ中継をソニーの協力を得て制作することを決めた。
今回の3D映像制作は、同社のスポーツ局と良質な3Dソフト拡充のために技術等の制作支援を推進してきたソニーのコラボレーションにより実現したもの。スポーツ局は新しい中継技術にチャレンジしており、様々なデバイスの進化にも対応できるソフトとして、3D映像に注目してきた。今回のプロジェクトでは、「1イベント・マルチプロダクツ」という1つのスポーツイベントから複数の映像ソフトを生み出し、新しいデバイスを通じての放送や興行を目指している。
収録した中継素材は、ソニー提供のBSフジの新番組「3D★3D」で放送するほか、CSチャンネル「フジテレビNEXT」やインターネット上の3Dチャンネル、映画館、イベント、海外の3D市場等での公開も検討している。
(全文は2010/12/22発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)