文化放送の三木明博社長は7日の記者会見で今年の総括と来年への対応などにつき要旨次のように語った。
一、今年の年頭に社員に「微差が大差につながる」という話をしたが、1人1人が行動を変えていくことが会社としての大きな差になるということ。
一、今年1年を振り返ってみると、radiko、V-Lowマルチメディア放送に対する全社的な取り組みなど、ラジオは全く新しい時代に入りつつあるということを実感した。大きな流れの中でどう対応するか、対応力のようなものが業績の差になって現れてくるという時代になると思う。就任以来、環境の変化の中で自己革新、体質改善を言い続けているが、徐々に形になりつつあるという手応えを感じた1年であると思う。
一、具体的には、この秋に大幅な改編を行ったが、前回の聴取率調査でニッポン放送と並んだ。上昇気運が出てきている。番組別にみても中高年、若年層に強い文化放送が顕著になってきたのでこれから先に飛躍を感じている。
(全文は2010/12/08発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)