TBSテレビ事業局事業部、文化事業部の2010年度上期推移と下期対応は次の通り。
〈事業部(河出洋一事業部長)〉上期の力点は有力コンテンツの舞台化へのチャレンジ。「おくりびと」、「余命一ヶ月の花嫁」、「タンブリング」、ドラマティックライブステージ「IRIS」が映像とは異なったライブの魅力を観客に伝え大きな話題となった。
赤坂ACTシアターでは、ブロードウェイミュージカル「シカゴ」で日本人キャストとブロードウェイキャストとの競演でACTシアターでの「シカゴ」3回目。「赤坂大歌舞伎」は中村勘三郎主演で2回目の公演と、劇場の顔としてのレパートリー作品が確立してきている。他会場では、ブロードウェイで開幕したばかりの話題作「ドリームガールズ」がミュージカルファン以外も巻き込み大きなブームとなった。
下期の現状と見通しについては、赤坂ACTシアターの連続企画、昆劇「牡丹亭」、ミュージカル「ファントム」、「ジャンヌ・ダルク」、「時計じかけのオレンジ」、琉球ロマネスク「テンペスト」、ミュージカル「マルグリット」が最大の話題。
(全文は2010/11/22発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)