WOWOWの和崎信哉社長は6日の記者会見で2009年度の総括と2010年度の対応などにつき要旨次のように語った。
一、2009年度については、一言で言えばオリジナル・コンテンツの充実があげられる。3月末の加入者は249万466件で、年度では1万4489件の純増で、4年連続の純増を達成することができた。また、デジタル加入件数が200万件を突破した。2011年7月24日のアナログ停波に向けての1つのステップと捉えている。2009年度はなかなか大変だったが、それなりの成果をあらわすことができたと思っている。
一、4月の加入件数が確定した。累計正味加入は247万8024件で、1万2442件の純減となっているが、4月は季節要因として加入者が減少しているということがあるが、上ぶれして健闘したと思っている。コンテンツの手ごたえを感じており、5年連続加入者純増を目指してこの1年取り組んでいきたい。
一、来年を「第2の創業」と位置づけ、2010年度は完全デジタル化に向けて土台づくりの年と位置づけている。具体的には3点。1点目はアナログ加入者の早期デジタル化移行、2点目は番組・コンテンツのラインナップの構築、そしてもう1点は経営体質の強化。この3点を土台づくりとして捉えている。
一、4月1日付で3つのプロジェクトを立ち上げた。1つは「WOWOWブランドプロジェクト」、もう1つは「WOWFES!実行プロジェクト」、3つ目は「3Dプロジェクト」。重点項目の3点とプロジェクトを重ね合わせ、2010年の立ち位置だと考えている。
(全文は2010/5/7発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)