テレビ朝日の角南源五取締役、森岡信夫経理局長は8日、平成23年3月期第2四半期決算について要旨次のように語った。
▽角南取締役=連結の経営成績は、売上高1156億94百万円で前年同期比2・8%増で増収、営業利益は37億99百万円で112・4%増、経常利益は50億13百万円で70・8%増、四半期純利益は23億22百万円で112・0%増といずれも増益となっている。単体も増収増益。10月1日に公表した数値より上ぶれているが、通期の業績予想については変更していない。
▽森岡経理局長=セグメントでは、テレビ放送事業は前年同期比3・8%増で、特にスポットが寄与している。タイム収入は3・0%増で、水曜19時などがカロリーアップした。単発についてもワールドカップは売上げに寄与している。スポット収入は6・5%増。当社のスポットシェアは21・2%で0・4ポイントシェアダウンした。業種は、16業種のうち10業種がプラス。6業種がマイナス。好調なのは、携帯ゲーム、エコカー減税関連、金融・保険、医療など。減収になっているのは、出版、ゲーム機器本体、薬品など。音楽出版事業は増収増益、その他事業は減収減益で、イベント事業収入が9億円の減収、インターネット関連収入、DVD販売収入、CS事業収入、出資映画事業収入などは増収になっているが、その他事業全体をカバーするには至らなかった。
(全文は2010/11/10発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)