博報堂DYホールディングスはこのほど、得意先企業のマーケティング活動のPDCAを支援するツール「Vision-Graphics(ヴィジョン・グラフィックス)」を開発し、テスト導入することを決めた。
今回開発した「Vision-Graphics」は、多彩なマーケティング関連データを集約し、それらデータの関係性を可視化することにより、生活者の情報接触から購買・コンバージョンまでの情報行動を構造化するツール。
具体的には(1)広告・広報露出やWeb上の評判・検索行動データ、得意先サイトへのアクセス行動や関連するライフログデータ、販売関連データなどの幅広いデータを集約していること(2)それらのデータを容易かつ迅速に実装できる実用性の高いツールであること(既に一部の商品・業種カテゴリーについてはデータの実装を完了)(3)得意先企業のデータを追加することで、よりカスタマイズしたサービスを提供できること(4)各データを横断的に解析することで、Web領域のみならずマス広告領域の活動とその効果や、最終的な購買・コンバージョンへの影響を統合的に把握する分析メニューを提供できることーなどの特徴を備えている。
(全文は2010/11/01発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)