文化放送の三木明博社長は5日の記者会見で現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。
一、下期については厳しい見通しをもっている。民放連研究所の予測も減収が続くとしており、2010年度も年初予想を下方修正した減収が続く。2010年度減収ということになれば14年連続減収という厳しい状況になる。我々もこれを前提に経営する。
一、普段から自分たちの進むべき方向性を踏まえて積み重ねていくしかない。また、就任以来、従来の発想を変えて新しい取り組みをしようと言い続けているが、社員の中にも浸透しつつあるという手応えを感じている。
一、例えばコミックとの連動、ライバル局のニッポン放送との共同企画、A&G関係では外部との連携が今年に入って加速している。情報インフラではIPサイマルラジオをはじめとした新しい伝送手段に取り組み収入増につなげることなど、精力的にチャレンジしていく。これらのことは下期も続けていかなければならないと思っている。
(全文は2010/10/06発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)