テレビ朝日の早河洋社長は9月28日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、2010年度上期視聴率はおおむね3位だ。プライム2は11期連続のトップ。第1四半期についてはプライムは2位レベルだった。全体的にドラマは堅調だった。特筆すべきは、バラエティーの好調で、先週、期末期首の特別編成第1週が終了してゴールデン14・1%、プライム14・0%とトップだった。バラエティーの制作力が全局トップレベルにあることを示した結果だ。中堅若手が、厳しい環境の中、頑張ってくれて、上位をうかがう足がかりはできた。10月改編は、課題の週末に日曜「シルシルミシルさんデー」、土曜「お願いランキングGOLD」を秋から投入して、改善できる手応えはある。先週の勢い、上期であげた成果を秋冬の闘いにつなげたい。
一、8月はタイムはおよそ99%で、スポットが118%、合計106・7%で確定をしている。タイムについては売上げそのものは前年を下回ったが、予算は上回った。当社のシェアは22・0%になり、前年比プラス0・2ポイント。9月はタイムが102%プラスアルファ、スポットは105%プラスアルファ、トータルでは103%プラスアルファという状況。9月のタイムも前年・予算ともにプラスになる見込み。スポットはここにきて追加出稿の打診もあり、引き続き好調に積み上げができている。従ってトータルでは前年103%プラスアルファということだ。上期は正式な決算の確定は来月下旬ということになるが、粗々の数字でいくと、営業の売上げはタイムが前年比102%プラスアルファ、スポットが106%プラスアルファ、トータルで104%プラスアルファというような状況になっている。
(全文は2010/10/04発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)