フジテレビの日枝久会長、豊田皓社長は9月日の拡大局長会で、現況と今後の対応につき要旨つぎのように言及した。
▽日枝久会長=上期が終え10月から下期に入る。
中国とのことなど日本には様々な問題があり、経済的にも影響が及び、これがフジテレビの営業にも影響していくこともあることを理解してもらいたい。フジは皆の努力で順調に推移しており喜ばしいが、これからは不透明で厳しいと経営者の多くが考えている。好調に推移しているが、油断せず、気を引き締めていくしかない。日本の現在の状況下では何が大事か考えて欲しい。我々はテレビ局である。視聴者がおり、クライアントがいる。視聴者の望みを受け入れ、その上に立ってクライアントが何を望んでいるか、もう一回、テレビは何であるかということを皆で考えること、それが原点だ。
不安定な状況の中で影響は出てくるだろうが、一丸となって取り組む姿勢を示して欲しい、努力を忘れるとマンネリに繋がる。硬直することのないよう、「フジテレビはこうだ」ということを示してもらいたい。
(全文は2010/10/01発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)