民放連の広瀬道貞会長は16日の記者会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、地デジの普及の状況は、3月時点の数字しかない。9月の分は作業が始まるところだ。9月の普及目標は91%程度までいきたいものだと思っている。3月に比べてプラス7%という大きな目標である。
一、今年の7月時点から民放連もNHKも政府も本腰を入れて仕上げの作業に取りかかっている。民放連としては、デジタル化のPR強化として、54局が常時スーパーに踏み切った。連日1万件を超す電話がかかっている。
一、私たちが、重視しなければならないのは、1つは弱者対策、1つはビル陰対策、1つは集合住宅対策、4番目は新たな難視聴対策。この4つが一番難しい課題だと感じている。ビル陰と集合住宅については、全施設の数字を確実につかむことができている。この秋の早い時期に100%掌握できると思っている。南関東対策については、緻密な作業を進めている。総務省の総仕上げのための予算は平成23年度予算の中で、低所得者への対応で新たに100億円の予算をつけることになっている。
(全文は2010/9/17発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)