関西テレビの羽牟正一編成制作局長は10日、10月改編の基本方針を次のように語った。
一、2つのテーマを掲げた。1つは「各時間帯の視聴者ニーズの見直し」。もう1つは「たくさんの『新しい』を盛り込んだ番組を生み出す」こと。多メディア時代にいかにテレビから新しい風を吹かせるか、新しい挑戦を続けていく。
一、視聴率は現在のところ、年間・年度とも全日とゴールデンは首位、プライムは2位。フジテレビは3冠を堅持しているが、「報道ステーション」の東阪の格差が大きく、いまのところプライムは朝日放送に水をあけられている。
一、10月改編率は企画変更、枠移動も含めゴールデン31・1%、プライム33・0%、全日15・0%と近年では大きなものとなった。
一、自社制作の新番組では、全国ネットの火曜22時のドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」。菅野美穂、玉木宏らで期待している。ローカルの深夜帯では、火曜「どっキング!!!(仮)」。陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシらの情報エンタテインメント。金曜はいま若手コント芸人の頂点に迫るジャルジャルの「ジャルやるっ!(仮)」。
(全文は2010/9/15発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)