テレビ大阪の井口佳和編成局長、長澤格編成部長は9日、10月改編について次のように語った。
▽井口編成局長=今年4月、制作から6年ぶりに編成に復帰した。感じたことは、当社の存在感が厳しく問われる状況の中にあるということだ。8月30日〜9月5日の在阪局の平均視聴率は、ゴールデン帯は各局がそろって前年よりポイントを落とす中、「その他」の局は1・7ポイントアップの12・4%。関西テレビ、読売テレビの12・2%を制し、トップに立った。当社は1・0ポイント落とし3・5%にとどまった。当社がターゲットとした高年齢層をCS、BS、そして阪神タイガースのU局サンテレビに食われている。プロ野球がオフになっても、この流れは変わらないだろう。10月改編のキーワードは「もっと目立つテレビ局」。「地元に身近な面白い局」という30年前の開局当時のイメージと熱意を取り戻すことだ。
(全文は2010/9/13発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)