来春開業するJR大阪駅の新ビル「ノースゲートビル」(28階建て)に関西最大級のシネコン「大阪ステーションシティシネマ」(12S 約2500席)がオープンする。
松竹(出資比率50%)、TOHOシネマズ(30%)、ティ・ジョイ(20%)の3社が共同運営する。「札幌シネマフロンティア」(03年オープン)に次ぐ出店で、そのノウハウを生かし国内No・1のシネコンを目指すという。
ノースゲートビルの11〜12階部分に入居するが、JR大阪駅改札に直結するという利便性。同じ高層階には約30店の高級レストランフロア、ホテル、オフィスなど。低層階には三越伊勢丹、専門店など、総面積は8千平方メートル、関西の駅ビルでは最大級の規模になるという。
周辺の阪急・阪神・地下鉄などの駅を含め1日約250万人の乗降客を誇るターミナルが、新駅ビルの誕生で大阪の玄関口としてさらに賑わいを見せることになる。
三越伊勢丹の進出を迎え撃つのがキタの百貨店陣。阪急は建て替え工事が急ピッチで進む。大丸、阪神はリニューアルや増床で生き残りをかけての戦いに備える。
(全文は2010/8/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)