博報堂はこのほど、オリジナル生活者データ「HABIT」を基に、ブランド間の相関関係を診断し、企業ブランドや商品ブランド資産を活用した戦略検討を支援する「ブランドマッチングスコア」を開発、データ提供を開始した。
同社のオリジナル調査データ「HABIT」は、1996年の調査開始以来、15年にわたって蓄積された生活者データで、12〜69歳男女5000人を対象に、約1000のブランドを対象にしている。自社のブランド資産を有効活用するための選択肢の1つとして、他社ブランド資産と組み合わせた戦略検討の需要の高まりに対応するため、生活者とブランドとの絆の深さを測るHABIT調査の尺度を用いてサービスを開始したもの。
「ブランドマッチングスコア」は、自社と他社ブランドの相関、自社ブランドと異なる業種やカテゴリーとの相関関係を客観的な数値として把握することが可能。本サービスを活用することで、共同キャンペーンを行う他社ブランド候補の検討、自社ブランドの異なる業種やカテゴリーへの拡張の検討、企業M&A候補ブランドの検討などを、生活者評価となるブランド視点を取り入れて行うことが可能となるとしている。
(全文は2010/8/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)