九州・沖縄マルチメディア放送は「福岡市デジタルサイネージ福岡実験推進協議会」が主体となって実施する「船舶におけるデジタルサイネージ公共情報発信事業」に参画し、JR九州高速船が運航する福岡・釜山間の国際定期船「ビートル」内での小型パーソナルデジタルサイネージによる観光等の公共情報の提供を20日から本格実施する。
本事業により新たな広告・コミュニケーションツールとして注目されているデジタルサイネージ(電子看板)を活用して、福岡・釜山を訪れる乗客に向け観光等の公共情報を提供し、その効果や今後の活用のあり方について検証する。
本事業では、国際定期航路の船舶内という設置場所の特性に合わせた情報の提供を予定しており、釜山から福岡へ向かう船内では、福岡・九州の観光(ショッピング、グルメなど)や安全・安心などの公共情報を韓国語で提供、福岡から釜山へ向かう船内では、釜山・韓国の観光(ショッピング、グルメなど)や安心・安全などの公共情報を日本語で提供する。
これらのコンテンツの制作・提供に関しては、福岡市、JR九州高速船の協力のもと、エフエム福岡、シティ情報ふくおか、西日本新聞社の参画により行い、ビートル号内の小型パーソナルサイネージ端末の開発・製造に関しては、エフエム東京、エル・エス・アイ ジャパン、バイテックが担当している。
(全文は2010/8/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)