ビデオリサーチはこのほど、2010年上半期(1月〜6月)のテレビ広告出稿の動向をまとめた。
それによると、関東地区のCM総出稿量は合計1302万9千秒で前年比102・7%、内訳は番組CMが341万1千秒で95・3%、スポットCMが961万8千秒で105・6%。
関西地区は合計1293万3千秒で102・2%、番組CMが280万2千秒で97・4%、スポットCMが1013万1千秒で103・7%。
名古屋地区は合計1311万4千秒で103・2%、番組CMが299万7千秒で95・6%、スポットCMが1011万7千秒で105・7%。3地区とも前年同期に比べ番組CMが減少、スポットCMが増加し、トータルの出稿量は増加。3地区ともに現在の1地区5局となった1999年以降で番組CMは最小の出稿量となり、スポットCMは最大の出稿量となっている。
商品種類別のテレビCM出稿量が最も多かった商品種類は、関東地区で「通信・web系サービス」、関西地区はサプリメントを含む「他の食品」、名古屋地区は「住宅・建材総合」となっている。3地区ともに出稿量を伸ばしている商品種類としては、「通信・web系サービス」の他、「他の諸団体」や「普通乗用車」、「飲食業」、「学校」など。一方、3地区ともに出稿量を減少させている商品種類としては、「他の食品」や「玩具・テレビゲーム」、「郵便・電信・電話」、「住宅・建材総合」などとなっている。
(全文は2010/8/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)