TBSラジオの入江清彦社長はじめ幹部は16日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽入江清彦社長=26号台風ではスタッフも確保、生ワイド番組で中継。被害状況、予報など生放送を生かし対応した。
8月の視聴率は、前回から0・1%アップして1・3%、73期連続12年2ヵ月間No1を獲得した。「たまむすび」が開始以来初の単独首位、「安住紳一郎〜」は2・7%と圧倒的なスコアで首位。今回のトピックは60才未満がアップしたこと。12歳〜59歳のリスナー層を意識した番組作りが着実に実を結び新しいリスナー層を開拓している。長寿番組と大票田の60代をキープしつつ50代以下で上乗せしたことは明るい。
プロ野球は日本シリーズは全試合中継。10月20日には「安住紳一郎の日曜天国」を館山市の高校で公開収録する。リスナー確認調査のトップを館山市が獲得した。バスをチャーターしリスナーを招待。JRも臨時特急を運行する。
10月の聴取率調査は期間中に若者の街渋谷Qフロントの大型ビジョンで「たまむすび」をフィーチャーしたラジオ・テレビの動画広告をオンエア。
営業関連は、9月はタイム97・7%、スポット94・7%。上期は増収で、営業利益、経常利益も増益。タイムは堅調だが、下期はプロ野球関連、活況なネットスポットをどこまで積み上げられるか。スポットは上期はトータルで前年比は時報がショート。10月以降、時報スポットセールスが好調で前年比100%超の見込み。
事業関連はハウジングが大きい。ディズニーとのクラシック連動も物販を含め好調。ラジオショッピング特番は4千万円超の売上で大好評だった。「マルハンドリームカップ」は10月27日に横浜で準々決勝4、準決勝2、11月3日に東京ドームで決勝と3位決定戦。
▽橋本賢一取締役=V―Low関連は具体的なものが出てきた。いろいろと行政サイドに働きかけていく。