BS日本の赤座弘一社長は6日の記者会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、昨年の6月に就任し約1年半が経ったが、山あり谷ありだった。平成25年3月期の決算は大幅な減益となった。日本テレビホールディングスの本格的な一員として初めての決算だったが、グループの中で肩身の狭い思いをした。
一、今年度は社員の頑張りもあり、第1四半期の放送収入は民放BS5局でトップに立った。上期はかなり良い決算ができると思う。問題は下期であり、巨人戦がなくなると弱くなる傾向がある。10月改編の最大の目玉として報道のベルト番組「深層NEWS」(月〜金後10・00〜11・00)を編成する決断をした。セールスも好調で完売した。下期はこの報道番組を中心に良い数字を出せると思っている。
一、「深層NEWS」は日本テレビの報道力と読売新聞の解説力・分析力がタッグを組む画期的な番組というコンセプトで、他局とは中身の充実で勝負する。野球中継との問題が出てくるが、とりあえず10月からは応急措置としてレギュラー番組は休み、クッションの番組を用意する。さらに来年4月からはマルチ編成を行う予定。
一、放送外の収入はイベントなどに積極的に出資しており、「特別展マンモスYUKA」は25万人を突破して、目標の30万人も確実。いまのところ今年度は好調に推移している。
一、麹町再開発計画があるが、当社はすでに来年2月には汐留に移転することが決まっており影響はない。