エフエム大阪の田辺善仁社長は27日の記者会見で就任の抱負を次のように語った。
一、新しい体制になって、(1)オンリーワンの放送局を目指す(2)社員の夢を実現する放送局(3)業績の回復と放送事業を中心とした新たな収入の柱を作るーの3つの目標を掲げた。当社の個性を引き立たせるメディアとして、飲酒運転撲滅運動の「SDD」などの社会貢献キャンペーンを強く推進する唯一の放送局であることを強調する。また、在阪局では唯一最大のネットワークであるJFN全国37局のパワーを生かし、大阪から全国に存在感をアピールする。放送事業による人脈と企業や団体のネットワークにより新しいビジネスチャンスを拡げていく。
一、2002年から5期連続で大幅赤字を出した経営陣を一新したが、3年目となる今年3月期は6400万円の営業黒字を計上し、V字回復という業績をあげることができた。スタートした新体制、新組織はこの流れを加速するためのものだが、4月は141・9%、5月は127・5%など好調に推移。今期通期は110%、前期の売上高22億8千万円に対し今期は25億円、来期は27億5千万円、3年後には30億円を目標としている。
(全文は2010/7/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)