総務省は、政見放送及び経歴放送実施規程の一部を改正する告示案に対する意見募集を5月23日まで実施している。
告示案は、今年投票が行われる参議院議員通常選挙(比例代表選出議員選挙)における政見放送への字幕導入のために取りまとめたもの。
現在、政見放送への字幕の導入は、衆議院の小選挙区選挙(持ち込みビデオ方式)に限られており、今般、政見放送に字幕を付すことができる選挙の対象を参議院議員通常選挙(比例代表選出議員選挙)にも拡大するため、所要の規程の整備を行うとしている。
告示案は、参議院名簿届出政党等から字幕番組(テレビジョン放送において送られる音声その他の音響を聴覚障害者に対して説明するための文字または図形を見ることができる放送番組)とするよう申込みがあったときは、NHKは、録画した政見をNHKの定めるところにより字幕番組とするものとする。ただし、この規程またはこの規程に基づく定めに違反する参議院名簿届出政党等については、NHKは中央選挙管理会と協議の上、字幕番組としないことができるーとしている。