電通、日本テレビ、東京放送ホールディングス、テレビ朝日、テレビ東京ホールディングス、北海道テレビ、Singapore Media Alliance、イマジカ・ロボットホールディングス、小学館集英社プロダクションの各社は20日、共同で出資したテレビ事業の運営会社「J FOOD&CULTURE TV PTE・LTD・」を通じて、「Hello!Japan」を立ち上げることを発表した。
「Hello!Japan」は、アジア太平洋地域の国々をターゲットとした日本コンテンツ専門の総合エンタテインメント・テレビチャンネルで、25日に本放送を開始するシンガポールを第1弾に、順次放送エリアを拡大し、計11カ国・地域(シンガポール、インドネシア、フィリピン、香港、マレーシア、タイ、オーストラリア、ベトナム、インド、韓国、台湾)での展開を予定している。
現在、海外における日本の放送コンテンツは、各国の放送局が独自に買い付けて放送している番組やNHKワールドが放送しているものがあるが、日本の民間企業が主体となって広域展開している放送チャンネルは存在していないため、日本コンテンツの市場拡大と日本のプレゼンス向上を目指して、今回のプロジェクトを立ち上げたもの。
国内の複数のメディア・コンテンツ企業が主体的に連携してコンテンツの総合編成を行い、海外で放送事業を行うことになる今回のケースは日本初の試みとなる。
配信方法は現地シンガポールのCATV「StarHub」の無料チャンネルのひとつとして展開、放送形態は英語字幕、放送時間は24時間、広告を入れて、番組内容はアニメ、バラエティー、ドラマ、音楽、映画、旅、食、情報、スポーツなど。