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地デジ普及の施策は年内までにめどを=09年度の民放の決算は大幅減収も黒字転換-民放連広瀬会長、記者会見で現況など語る
投稿日時: 07/16

 民放連の広瀬道貞会長は15日の記者会見で現況などにつき要旨次のように語った。

 一、地デジの普及は、3月の結果については、ようやく目標数値までいったという感じがしている。本日もデジタル放送世帯普及推進本部の会合を開催したが、第1は中継局のロードマップを計画通り12月までに完成する。現在、小さな中継局の建設に追われているが、全部終了すれば98・5%まで直接デジタル波でカバーできる。残る1・5%については、共聴のアンテナ、セーフティネットなどそれぞれの地域に応じてやっていく。2つ目は老人の家庭など経済的弱者に対する支援だが、原口一博総務大臣の話にもあるように、年内にひとつのめどをつけたい。また、大都会におけるビル陰対策が急務となっているが、どうも必要なさそうだということになっている。

 一、関東地域については、フジテレビの豊田社長をキャップとする特別チームを作ったが、そこでいくつかの対策が決定されている。1つは画面の黒いところを使用して行う告知は来年1月からスタートすることになっていたが、関東地域では9月6日からスタートすることになった。また、7月4日に実施した1分間のPR番組は、民放では毎月1回1分間実施することになった。7月4日の体験については、おそらく全世帯の半分以上が見たと推定している。さらに、デジサポへの相談への対応であるが、十分行き届いていないこともあり、人員を増やして強化していく。本日のデジタル放送世帯普及推進本部の会合では、他の地域でも関東にならって全国に広げてほしいという発言もあり、大変ありがたいことだと思う。

(全文は2010/7/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)






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