放送業界速報ニュース
1・2GHz帯及び2・3GHz帯を使用=放送事業用無線局の技術的条件−総務省、平成25年1月16日まで意見を募集
投稿日時: 12/19

 総務省の情報通信審議会情報通信技術分科会放送システム委員会は17日に1・2GHz帯及び2・3GHz帯を使用する放送事業用無線局(FPU)の技術的条件について委員会報告を取りまとめた。

 総務省は報告について、平成24年12月18日から25年1月16日まで意見を募集している。

 審議の背景は、現在、800MHz帯、マイクロ波帯、42GHz帯及び55GHz帯において番組伝送用の放送事業用無線局が運用されているが、23年9月に改定された周波数再編アクションプランにおいて周波数移行が求められている800MHz帯のものを除くと、いずれも高い周波数を使用しているため、その伝搬特性では、運用が見通し内に限られ、長距離で安定的な中継回線が確保できない。このため、マラソン中継など長距離の移動を伴う中継に利用することは困難な状況である。

 見通し外の伝搬路でも使用可能な新たな周波数帯が必要であるが、24年4月に周波数割当計画が変更され1・2GHz帯及び2・3GHz帯が使用可能となったことから、当該周波数帯において必要となる技術的条件を検討するものとしている。

 審議にあたっての考え方は、1・2GHz帯及び2・3GHz帯に適用する放送事業用無線システムの技術的条件を定めるにあたっては、現行の800MHz帯FPUの運用性や機能等を踏まえ、周波数を有効活用できるMIMO(Multiple〜InputMultiple〜Output)技術を新たに導入し、高品質なハイビジョン伝送ができるような技術基準とする必要があるとしている。

 800MHz帯FPUは、利用する周波数の特性から見通し外での映像伝送が可能であり、移動しながらの番組中継がしやすいという特長がある。このため、緊急対応を含む報道中継や番組取材における素材伝送、スポーツ中継などに幅広く活用されており、移行する1・2GHz帯及び2・3GHz帯においても、現状の性能や運用性を確保し、地理的及び時間的な制約なく全国共通の運用を可能とする方式が求められるとしている。






放送業界速報ニュース

連合通信サイト内検索
  • 速報
  • 放送業界速報ニュース
  • 映画業界速報ニュース
  • 音楽業界速報ニュース
  • その他
  • 連合通信社について
  • 「月刊連合通信」最新号
  • 連合通信社について
  • 刊行物案内・購読申込
  • 連合通信社ホーム
連合通信:放送映画速報
連合通信:放送映画速報
詳細・購読申込み
連合通信:レコード速報
連合通信:レコード速報
詳細・購読申込み
芸能手帳
芸能手帳「芸能界紳士録」
芸能紳士録 “青本”の愛称で知られる芸能手帳「2013 芸能界紳士録」(税込9,450円)が好評発売中です。主な収録内容は、映画(邦画・洋画)、演劇、興行、放送局、レコード会社、ビデオソフトメーカー、映画・テレビ番組製作会社、音楽出版社・原盤制作会社、広告代理店、芸能記者、関連団体、プロダクション等を網羅。就活にも役立つエンタメ業界企業人名録の決定版、“青本"を是非ともご活用下さい!ご購入はこちら
芸能手帳「タレント名簿録」
タレント名簿録 「エンタメ業界のバイブル。テレビ等でお馴染みの“赤本”こと芸能手帳「タレント名簿録 VOL.47('12〜'13)」(税込9,450円)が好評発売中です。今、活躍中の俳優・タレント・歌手などを網羅し、2012〜2013年版は掲載者数も大幅に増加し、個人編に「文化人」、「作詞家・作曲家・編曲家」を設けてより使い易くなりました。」 ご購入はこちら