文化放送の三木明博社長は20日の記者会見で現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。
一、2013年公開の映画「体脂肪計タニタの社員食堂」の製作委員会に参加することを決めた。当社とタニタとは様々な形で関係が深く、また、我々と異なる業種の方々との新しいネットワークの関係ができればと考えている。映画には当社のアナウンサー4人が出演する。
一、10月度首都圏ラジオ調査は、セットインユースが前回の8月調査に比べてアップしたことが大きいと思う。徐々に戻りつつあるが、前年同期に比べて下げている。当社は8月と変わらなかったが、40?60代の数字は獲れている。
一、年末年始編成は、時代の変化が激しい中で、大きな流れを捉えた番組発信が必要だと思う。時代の流れ、これからの展望を見据えた番組を編成していきたい。
一、3日に開催した「浜松町グリーン・サウンドフェスター浜祭?」には10万4000人のたくさんの方に来ていただいた。リスナーの方と強く結びついていることを改めて感じられるイベントだった。来年以降、拠点と拠点を結ぶ線の充実、地元の商店街とどう結びつくかが課題だと思う。
一、民放連のラジオ委員会、全社説明会を踏まえて、設備投資金額の試算を示したうえで、音声優先セグメントの参入意向調査を行っている。28日を目途に回答することになっているが、どのような形で回答が集まるか予測しがたい。様々な意見があると思うので、集計には時間がかかると思う。ラジオの将来に関わる大きな判断となるので慎重に対応したい。