ニッポン放送の村山創太郎社長はじめ幹部は14日の記者会見で、現況と今後の対応などについて要旨次のように語った。
▽村山創太郎社長=上半期は予算比は増収増益、前期比では減収増益だった。要因はナイターセールスが苦しみながらも完売、特番セールスの努力、イベント、興行を含めて頑張った。ラジオリビングは売上げ、利益に貢献。また、全社的なコストコントロールで工法と合理化を図った。下期は厳しい中でスタート、10月は売上げは前年比で上回ったがプロパー収入は予算未達成。11月、12月は特番、大型イベント2本ほか、知恵と工法で乗り切り、通期で利益を出すことに努める。
聴取率調査では番組全体がアップした。ターゲットを定めてそこに向けた番組を発信していく。先輩達からは話題を作れと言われ育てられた。話題を作り上げていくことを続ける。様々なデバイスの活用で番組連動を図ってきた。10代でも首位を獲った。リスナーが共感し共鳴する番組を作り続けていくことが大事。総合力が出るのがレーティングであり、目指すのは1位。各局と競争することで上がってくるし、強い番組をどう作っていくかである。
▽宮本幸一専務=代々木第1体育館での「オールナイトニッポン45周年感謝祭」と「アニメ紅白歌合戦」は1万1千人分が完売。女子アナカレンダーも6500部を完売した。ライツ・新規ビジネス推進室としてサウンドエフェクト・アーカイブの世界配信、韓国ドラマ「光と影」のDVDも展開する。
▽森谷和郎取締役=radikoのデータはルールのもとで各局が利用していく。
▽松村洋取締役=レーティングは前回を上回った。若い制作者への刺激にもなった。
▽牧田英之取締役営業局長=11、12月はキャンペーン、特番を展開する。久々のクライアントも戻ってきている。