WOWOWの和崎信哉社長は8日の記者会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、昨年の10月1日に3チャンネルの新しい体制になった。それから1年たった今年11月3日に「TOUCH!WOWOW2012」を開催した。もう一度当社の3チャンネルのそれぞれの魅力を知っていただくという思いで開催した。ひとつの目標は達成できたかなと思っている。今後もこうしたことを通して多くの方にWOWOWに触れていただき、楽しんでもらいたいと思う。
一、仙台で開催した「W世界タイトルマッチ」は復興支援ということで、被災された方々を招待した。この種の活動を続けていきたいと思っている。
一、「WOWOWメンバーズオンデマンド」は今年7月からスマートフォンとタブレットを中心に展開してきたが、12月からパソコンでのサービスを展開する。当社への接触機会をもっと増やしていきたい。
一、加入状況は、10月の新規加入は4万2504件、解約は3万7573件、純増は4931件、累計正味加入は255万4322件。10月はここ9年間ずっとマイナスを続けていたが、新しい流れが感じられるような結果となった。具体的には当社のドラマの魅力を視聴者に訴えていくことを考えたが、ドラマのパワーを感じていただけたかなと思う。11月、12月は加入の最大のピークで、大型のライブを連打する。
一、「連続ドラマW 贖罪」が「東京ドラマアウォード2012」で優秀賞と演出賞を受賞したことを大変嬉しく思っている。また、「国際エミー賞」に「ブルーマン」がノミネートされた。様々な賞をいただくことによって、当社を知っていただくこと、気付いていただくことは重要なことだと思っている。
一、番組「W座からの招待状」は、ミニシアター向けの映画を中心に紹介しているが、ミニシアターで無料上映する「旅するW座」を9日からスタートする。最初は4館でスタートするが、順次館数を広げて、映画文化を応援していきたい。