電通総研はこのほど、世帯年収800万〜1500万円の“アッパーミドルクラス”を対象に「消費行動・生活意識実態調査」を実施し結果をまとめた。
調査手法はインターネット調査、調査地域は関東1都3県、愛知県、大阪府、調査対象は20〜69歳男女500名(世帯年収800〜1500万円かつ、個人年収0〜1500万円の人を対象)、実施日程は8月25日〜26日。
調査・分析は、日本の全世帯(約4863・8万世帯)の17・5%(推計約851・1万世帯)を占める中間上流層のうち、「高価格帯・高級ブランドのものを選ぶことがある」と答えた人は約4割(41・5%、推計約353・2万世帯)。
この消費旺盛な層をさらに、あるジャンルの商品に集中的に投資する“特徴的な贅沢消費”をしている層(【特徴消費型】:本調査のうち28%、推計約98・9万世帯、平均世帯年収1028・4万円)、していない層(【一般型】:63%、推計約222・5万世帯、平均世帯年収959・3万円)、多ジャンルに消費をする層(【全方位消費型】:9%、推計約31・7万世帯、平均世帯年収1106・5万円)に分類し行った。
特徴的な贅沢消費としては、車・バイク・家電などの「耐久消費財こだわり派」、旅行やパーティーにお金をかける「遊び好き派」、ファッション・美容意識が高い「オシャレ好き派」、金融・保険商品に投資する「金融好き派」が入る。これら4つのジャンルすべての要素を併せ持つ層を、「全方位消費型アッパーミドル」と名付けた。
(全文は2012/10/19発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)