ニッポン放送の村山創太郎社長はじめ幹部は10日の記者会見で、今期の推移と今後の対応などについて要旨次のように語った。
▽村山創太郎社長=上期は放送収入、放送外収入とも売上高と利益が予算比では増収増益、前年比では減収減益。コストコントロール、社員、関係者の努力に感謝したい、これを通期でもいかにして増益にするかだ。
下期がスタートしたがレギュラーで93〜94%、新規クライアントは昨年と同じ55件。今後、特番、ホリデースペシャル、プロ野球日本シリーズなどで売上増を図っていく。スポットは前年並みだが、不透明。イベントは代々木体育館での2日間興行ほか、ラジオリビングは秋以降が活発化する。また、権利ビジネスも積極的に取組み、前年を上回る挑戦をしていく。
10月番組はまだスタートしたばかりだが、ソーシャルメディアとの連動企画など、編成、営業ともに新しいことを積み重ねる。
V―Lowは民放連中心に対応しているが、それぞれの局がどう考えるかにかかっており、今年度中には方向を決めるようにしないと。太陽光発電システムはタイミングもよく、社会貢献にもなる。
▽宮本幸一専務=放送外は事業、物販で利益ベースは114%。自主興行が増え、「ヘドウィグ&アングリーインチ」は30公演で2万5千人。新規ビジネスの一環で「芽ぐみ米」を国分と販売契約し一般流通で販売することになった。また、今年も女子アナカレンダーを発売する。