フジテレビはこのほど、ファイルベース(MXF形式)上で動作するラウドネス運用基準に対応するアプリケーションをフジミックと共同開発し、系列への番組配信システムFileX(ファイレックス)で運用を開始した。
このアプリケーションは、MXFファイルのままでラウドネス値測定を行い、測定値が規格値よりも高い場合には規定値に収まるよう自動的にレベル調整を行う機能を搭載している。
また、一連の処理(測定〜レベル調整〜再測定)に要する時間は、放送実尺の約3分の1程度で、作業の効率化が図れるとしている。
MXFファイル上での自動レベル調整機能及び処理時間の高速化機能については、国内初の開発となる。さらに、このアプリケーションは、番組素材だけでなくCM素材にも応用でき、他の放送設備との連携も可能なことから、高い汎用性を生かし、今後、適用範囲の拡大も検討していく予定。
なお、同社はホームページで「フジテレビの定義」を募集している。「応募ボタン」から応募画面に進み、必要事項を記入して応募する。作品の形式は自由。