日本テレビは1日に認定放送持株会社の日本テレビホールディングス(NTVHD)に、また、日本テレビ分割準備会社は日本テレビ放送網にそれぞれ商号変更し、認定放送持株会社体制への移行を完了した。これに伴い役員の担務を決めた。
NTVHDには、日本テレビ放送網、BS日本、シーエス日本、日テレ・テクニカル・リソーシズ、日テレアックスオン、日テレイベンツ、日本テレビアート、日本テレビ音楽、バップの9社が傘下に入っている。また、1日付で日テレ・グループ・ホールディングスは日テレグループ企画に商号変更した。
NTVHD及び日本テレビ放送網の役員の担務は次の通り。
〔NTVHD〕
▽代表取締役社長・内部監査委員会委員長・報酬委員会委員長・経営戦略局担当 大久保好男
▽常務・総務管理局担当・個人情報保護最高管理責任者 渡辺弘
▽常務 小杉善信
▽同・経営戦略局担当補佐・メディア戦略・情報セキュリティ担当 丸山公夫
▽取締役 片岡朋章
▽同・経営管理局長・個人情報保護最高監査責任者 小松伸生
▽同・経営戦略局担当補佐・人事・労務担当 桜田和之
▽取締役 赤座弘一
▽取締役最高顧問 細川知正
▽常勤監査役 能勢康弘。
〔日本テレビ放送網〕
▽代表取締役社長執行役員・内部監査委員会委員長・報酬委員会委員長・社長室担当 大久保好男
▽取締役常務執行役員・総務局・コンプライアンス推進室・コンテンツ事業局・報道局担当・個人情報保護最高管理責任者 渡辺弘
▽同・編成局・制作局・情報エンターテインメント局・スポーツ局担当 小杉善信
▽同・メディア戦略局・営業局担当 丸山公夫
▽取締役執行役員・技術統括局担当 片岡朋章
▽同・経理局長・個人情報保護最高監査責任者 小松伸生
▽同・人事局長・労政担当 桜田和之
▽取締役最高顧問 細川知正。
▽大久保社長、拡大執行役員会で言及
大久保好男社長は1日の拡大執行役員会で要旨次のように言及した。
▽本日からホールディングス体制がスタートする。昨年来様々な準備を進めてきたが、日本テレビ、BS、CS3社のほか6社が加わり、9社が一体となってコンテンツ開発、編成、営業、新規事業などにおいて、これまで以上に連携を強め、効率的な戦略を策定して、迅速な経営判断をしていく。グループ全体としての価値を上げていくことを目指す。
これで来年の60周年に向けての経営体制の在り方という課題は1つクリアできた。効率化と迅速な判断という基盤が整ったということだ。
しかし、それは単にスタートラインに立った、インフラができたというだけにすぎない。本当にこの体制を活かすには、具体的な仕事の中でということになると思う。
今後は、BS、CS、そして他のグループ会社のことに関心を持ち、連携を深める努力と具体的な行動を行っていただきたい。
週間、月間、四半期のどれも3冠という状態でホールディングス体制をスタートできるのは大変喜ばしいことだ。奇策に走らず、王道ですこしずつでも右肩上がりというような取り組みを質、量ともに高めていっていただきたい。
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