関西テレビの谷口泰規編成局長は14日、10月改編について要旨次のように語った。
一、上半期の平均視聴率は在阪民放局でゴールデン3位、プライム3位、全日2位。これを改善するために「新しいことにチャレンジ」をキーワードに、「明るさ」、「楽しさ」、「おもしろさ」、「新鮮さ」といった関西テレビらしさをもう1度前面に押し出したい。改編率はゴールデン31・7%、プライム30・5%、全日11・5%。
一、午後11時台は月曜から金曜まですべての番組をリニューアル。関西テレビ制作分の火曜に放送している「キャサリン」は「キャサリン三世」と改題、放送終了直後にYou Tubeでオリジナルコンテンツを配信して、若い世代に訴えていく。
一、火曜午後10時からの自社制作のドラマ枠は、映画監督の是枝裕和監督が初めて連続ドラマで監督・脚本・編集を行う「ゴーイング マイ ホーム」を放送。大人の視聴者層にも支持される番組を作りたい。
一、月曜から金曜までの夕方のニュース番組「スーパーニュースアンカー」については、キャスターはそのままだがコメンテーターやニュース現場に積極的に出ていくフィールドキャスターを設けるなど内容を強化する。
一、月曜午後7時からローカルで18年ぶりのクイズ番組「頭脳回転ずし Q兵衛」を放送する。深夜枠でトライアルした番組をゴールデン枠に昇格させたもので、家族一緒に楽しめる番組にしたい。
一、今年11月22日に開局55周年を迎えるが、同月23日から25日までの3日間スペシャル編成を行う。
一、先月12日からマスコットキャラクター「ハチエモン」をデザインした在阪民放初めてのラッピングバス1台を大阪市バスで運行させていて、親しまれている。