NHKの福地茂雄会長は1日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、大相撲名古屋場所中継については、日本相撲協会が4日に開く理事会のあと、再発防止策などを聞いた上で、放送するかどうかについての結論を6日以降に出す。白紙の状態で検討し、相撲協会の対応が視聴者の納得を得られる内容になっているかなどを踏まえて判断する。
一、今回のワールドカップは、試合そのものも、放送も成功している。私も現地を視察した。現地では、NHKと民放でハイビジョン中継車を借り上げ、海底ケーブルを使い太平洋と大西洋の双方のルートで伝送をしていたほか、衛星回線も確保するなど万全の体制を整えていた。また、応援に使うブブセラの音を小さくするなど手間をかけていた。日本チームの善戦でNHKも(カメルーン戦の)当日は45%くらい、次のオランダ戦を放送したテレビ朝日も瞬間的には50%を超えた。放送冥利につきる。
一、11日に行われる参議院選挙は去年の衆院選による政権交代後初の本格的な国政選挙となる。視聴者の皆さまの関心に応えるため、開票の状況や政局の動きなどを、きめ細かく伝える。
(全文は2010/7/5発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)