BS日本の赤座弘一社長は7日の記者会見で経営方針などにつき要旨次のように語った。
一、就任して約2か月半が経過したが、当社は非常に勢いのある会社であり、さらに上に伸ばそうということで、やりがいのある仕事だと思っている。
一、前年度は売上高が初めて100億円を超えたが、業界3位である。1つの目標として売上高業界1位を目指す。シェア争いが厳しくなってくるが、この中でコンテンツ力も1位を目指すのが当面の目標である。
一、10月からホールディング化するが、3波1体となって連携をより強める。また、番組ごとに地上波とのターゲットを棲み分けすることも考えている。
一、10月編成の改編率は、ゴールデン・プライムで枠移行も含めて46%と高い数字となっている。ポイントは編成フローを良くしようということ。見られる流れを考えて改編した。また、BSならではの大人の興味・関心に耐えられる番組をさらに工夫して編成。もう1つは、いままでのBSとは違った斬新な企画に挑戦する。さらに、日本テレビのキラーコンテンツである「笑点デラックス」を編成する。これはBS向きの番組だと思っている。
一、通販番組についてはかなり減らしているが、全体の30%を目安として近づけていくことで努力している。
一、今年度第1四半期の売上高は26億83百万円で前年同期比112%。他局と比べて伸びが鈍っているのは、通販番組を減らしたことが大きな要因。