日本テレビはこのほど、フランスのルーヴル美術館と新たな協力関係を樹立することで合意し、ルーヴル美術館の「モナリザ」展示ホールで、日本テレビの大久保好男社長とルーヴル美術館のアンリ・ロワレット館長が、新たなパートナーシップに関する基本合意文書に調印した。
合意の主な内容は(1)日本テレビはルーヴル美術館の絵画展示スペースの改修などに協力する(2)日本テレビとルーヴル美術館は2018年から2034年まで4年ごとに日本で大規模なルーヴル美術館展を開催するーなどとしている。
今回の合意に基づいて、日本テレビが改修に協力する絵画展示スペースは、「モナリザ」展示ホールに隣接するドノン・パヴィリオンとダ・ヴィンチやラファエロなどの作品が並ぶグランド・ギャルリーが検討されている。
日本テレビは、1998年に「モナリザ」展示ホールのリニューアルへの協力で合意し、2005年に完了したほか、2000年の合意に基づき「ミロのヴィーナス・ギャラリー」が2010年までに改修され、さらに現在は、「サモトラケのニケ」の修復作業が進められている。
なお、日本テレビとルーヴル美術館は、これまでに大規模な美術展を2005年、2006年、2009年に開催しており、今回の合意は、長期間にわたる協力関係をさらに継続し、発展していくものとしている。
(全文は2012/07/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)