総務省関東総合通信局は26日、V-Low防災デジタル・コミュニティラジオ検討協議会(木村太郎会長)から申請のあったV-Lowマルチメディア放送実験試験局について免許を交付した。
V-Low防災デジタル・コミュニティラジオ検討協議会は、V-Low帯域を利用する音声を中心としたマルチメディア放送の防災デジタル・コミュニティラジオのサービスエリアも含めた利用シーンを模索し、枠組みを検討することで、V-Lowマルチメディア放送の普及イメージ並びに市場形成の足がかりを作ることを目的として設立された協議会。
今後、災害時の情報伝達手段として、緊急用ラジオの送信設備や受信機の開発など新サービスの実現に向けて電波伝搬実験を行い、デジタルラジオの有効性の検証を行う予定。
周波数は96・571429MHz、空中線電力は2W、無線設備の設置場所は神奈川県三浦郡葉山町、実験地域は葉山町及び逗子市、鎌倉市の一部。
(全文は2012/07/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)