日本テレビの大久保好男社長は7月30日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、7月の視聴率は月間3冠王を獲得することができた。1月から3月までは良かったが、その後は少し低迷した。7月になってまた元気が出てきたということだと思う。ただライバル局との比較では特にずば抜けて良いという状況ではなく、各局とも相当強敵なので、引き続き質の高い番組を作って、視聴者の皆さんの期待に応えたいと改めて思っている。
一、水曜のドラマ「トッカン特別国税徴収官」の視聴率は2桁の数字が獲れ、順調に推移している。本当はもっと高い数字を期待していた。税金といういささか難しいテーマではあるが、できるだけ視聴者の皆さんにわかりやすく伝わるような工夫をしていく。ドラマの中身は非常に優れたものであり、この後も様々な新しい展開も用意されているようなので、もっと盛り上がるのではと考えている。土曜の「ゴーストママ捜査線〜僕とママの不思議な100日」は、こちらももっと高い視聴率を期待しているが、親子で見ていただくという私たちの狙いからすると、十分な支持をいただいていると思う。
一、ルーヴル美術館との長期協力協定を先週締結してきた。2034年までに合計6回定期的にルーヴル美術館展を日本で開催できるという状況になってきた。当社はこれまでもルーヴル美術館のモナリザ展示室等の改修に協力してきたが、引き続き協力を継続しつつ、一方でルーヴル美術館の作品を日本で紹介するという事業を長期的に行っていきたいと考えている。
(全文は2012/08/01発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)