NHKの松本正之会長は5日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、ロンドンオリンピック開幕まで3週間余り、NHKから派遣する要員の規模がまとまった。日本向けの競技中継を制作するジャパンコンソーシアムが66名、NHKのニュースや情報番組などの取材・制作にあたる「NHKユニ」が138名、スーパーハイビジョンのパブリックビューイングを行うための制作・公開チームが36名など、あわせて242名だ。規模は、前回の北京大会と同じ。一部はすでに国際放送センターで放送設備の設営作業を行っている。7月中旬からは、記者、映像取材、ディレクターなども現地入りし、取材活動を本格化させる。競技についても、日本が出場する種目や、選手が出そろった。バレーボール女子について、NHKは日本が出場する予選3試合と準々決勝を地上波で放送する予定だ。放送計画の調整を行って、大会直前に改めて発表する。オリンピックの放送は、NHKオンデマンドの「見逃し番組サービス」でも、配信規模と期間を拡大してお届けする。総合テレビやBS1で放送した番組の中から、日本語の解説・実況付きで競技別に放送をまるごと配信する。配信開始は、パソコンは放送後12時間程度、テレビは15時間程度。
(全文は2012/07/09発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)