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視聴率好調の要因は4つの現場が力を最大限に発揮=新しい経営体制は常勤役員2名減員などスリム化-テ朝日早河社長、懇親会で現況と今後の対応語る
投稿日時: 07/09

 テレビ朝日の早河洋社長は6日の記者懇親会で現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。

 一、視聴率が好調な要因は、総合的なコンテンツ力を編成がうまく配置したということ。サッカーの視聴率30%台3本をはさんで5週連続でスポーツ物件が続いたこと。4月のフィギュア、バラエティーのレギュラーとスペシャルが貢献した。また、「報道ステーション」と「スーパーJチャンネル」がいずれもトップの成績だったこと。「相棒」はリピートで全日に貢献した。編成、制作、報道、スポーツの4つの現場があるが、いずれも本来の持っている力を最大限に発揮してくれた。

 一、経営計画の「デジタル5ビジョン」の戦略目標は5つあるが、来年度中にプライムはトップに近づくという視聴率の戦略目標については、前倒しの形で近づいていると思う。早まっていることは嬉しいことであり、社内社外の関係スタッフを高く評価している。

 一、しかし、このまま残り4クール続くと思ってはいない。マラソンで言えば、10km地点で頭ひとつ抜けたということで、レースはこれから厳しいこともたくさんあると思う。今後は当社は未体験ゾーンに入っていくわけで、上位局に逆転される可能性もあるし、一番苦しい30km地点は年末頃になると思うが、その時に混戦に持ち込めるようないいレース展開ができればと思っている。

(全文は2012/07/06発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)







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