TBSラジオの入江清彦社長はじめ幹部は23日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽入江清彦社長=東日本大震災の影響に電力不足、更にヨーロッパの経済危機と円高等の経済環境の悪影響も加わり2011年度は放送収入の長期的な減少傾向は止まらない厳しい年度であった。
減収減益であったが、収入面では営業の健闘により、他局分を除いたタイム・スポット収入では前年を上回った。ただし、トータルの事業収入は前年比、98・1%に留まっている。一方、営業利益は各セクションでの費用セーブが奏功し、前年比80・3%ながら当初の予測を上回る4億7千万の利益を確保した。厳しい環境の中では評価できる成果と認識している。
2012年度は、収入、利益ともに前年並みを見込んでいるが、かなり厳しい状況が予想される。結果も大切だが、編成・営業・事業それぞれが新しいことにチャレンジする姿勢も大切に全社一丸となって取り組みたい。
(全文は2012/5/25発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)