フジ・メディア・ホールディングスの日枝久会長、豊田皓社長は18日の2011年度決算説明会で要旨次のように語った。
▽日枝久会長=当社グループの経営基盤はここ数年で間違いなく強化できた。特に子会社全体の収益は、2009年はリーマンショックの影響を受け赤字だったものの、その後着実に営業利益を増やし、グループ関連会社の業績は順調に右肩上がりに推移している。ホールディングス体制の下で、密度の濃い経営状態の把握に応え、迅速な経営判断によって経営資源の集中、効率的運用を行ってきた成果だと思っている。
放送事業に次いで売上げの大きい生活情報事業は、ホールディングス化するまで2期連続の赤字だったが、徹底的な改善を図り、2010年には通信販売事業のスケールアップを図る戦略論を考えながらセシールを買収し、収益力の向上に力を入れ黒字になった。
また、ポニーキャニオンとフジパシフィック音楽出版を中心とする映像音楽事業も安定的に20億円規模の営業利益をあげるように着実に体質が強化されてきている。
(全文は2012/5/23発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)