文化放送の三木明博社長は14日の記者会見で現況と今後の対応などにつき要旨次のように語った。
一、当社は3月31日に60周年を迎え、新しい時代に入ったが、これからの未来を切り開くため、年頭にグループ会社全社員に新しい視点からの事業提案を募集した。結果的に39件の応募があり、7件に絞り込み、その中から現時点において一番事業化が見込める提案を第1弾としてスタートする。
一、11日に新会社「文化放送エクステンド」を設立、6月1日から稼働する。当社が100%出資で資本金は5000万円。社長には内田浩之氏が就任した。ラジオを超えたコンテンツをプロデュースする会社である。初年度の売上げ目標は約1億6000万円、利益は約500万円、2年目の売上げは約3億1000万円、利益は約8000万円、3年目の売上げは約5億円、営業利益は約1億円を目指す。新会社を立ち上げることについてはいろいろな議論があったが、敢えて別会社にすることで外部との連携が責任をもってできると考えた。60年の歴史の中で思い切った事業を展開するのは初めて。経営もきちんとフォローしていきたい。
(全文は2012/5/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)