TBSテレビの石原俊爾社長は25日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、4月改編のドラマはまずまずのスタートがきれたと思っている。日曜劇場「ATARU」が初回19・9%、2週目も16・9%と、この春のドラマの中ではトップの視聴率で好調にスタートした。また、5シーズン目に入った「ハンチョウ〜警視庁安積班〜」も3週連続で2桁を記録、「パパドル!」も今後に期待できるスタートだと思っている。水曜に復活した映画枠については、厳しい数字が続いているが、まだ認知度が低いことが要因の1つだと考えている。家族で楽しんでいただけるラインナップを用意しているので、じっくり周知徹底を図っていけば、視聴率を伸ばしていけると思っている。バラエティについては、新番組がまだ始まったばかりだが、全体的に苦戦しているので、現場にはスピード感を持って企画強化に取り組むように指示しているところ。単発では、期首のスペシャルドラマ「ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜」を放送したが、時代時代の教育問題に真正面から取り組んだ作品として、多くの方から高い評価をいただいた。今後もこうしたメッセージがはっきりした番組制作に積極的に取り組んでいきたいと考えている。
(全文は2012/4/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)