文化放送の三木明博社長は17日の記者会見で前期の総括と今期の対応などにつき要旨次のように語った。
一、2011年度の決算については、現時点では経常損益は2億6000万円前後改善しているが、予算達成には至らないと思う。東日本大震災以降の大きな景気の落ち込み、ヨーロッパの金融不安などの経済全体の落ち込み。また、ラジオの媒体価値向上は十分に図ることができなかった。放送制作収入は前期比97%台後半の見込み。
一、2012年度は約8%低い予算を設定したが、最大の目標は何としても予算を達成して黒字化を図ること。このためには、番組のさらなる質的な向上を図り、より多くのリスナーを獲得していくことが大事。当社が持っている様々なコンテンツを多角的な収益の確保につなげていきたい。
一、東京スカイツリースタジオとの展開、「ふるさと祭り」などのイベントを通じて、当社の持つ動員力、集客力、PR力をビジネスパートナーの方々に認識していただく取り組みも必要だと思う。
(全文は2012/4/18発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)