読売テレビはこのほど、「データ放送ポイント蓄積コンテンツ」の実施に関して有用な特許を取得した。
「データ放送ポイント蓄積コンテンツ」は、番組やCMを見るだけで自動的にテレビ内にポイントがたまるコンテンツで、同社は「番組マイレージ」や「CMマイレージ」という名称で実施している。
これまでコンテンツ実施時には、テレビ内でポイント蓄積を行うメモリーの書き換え回数を気にしなければならないという問題点があった。原因は、テレビ内のメモリーが書き換えに対して弱く、書き換え回数がメモリーの寿命に大きく影響しているためで、例えば1分ごとに1ポイント獲得するコンテンツで2時間視聴すると、テレビ内のメモリーに120回の書き換えが行われることになる。
同社は、メモリーの中で最も利用回数が少ない領域を自動的に探して書き換えを行う「分散書き込み」に着目し、テレビ内のメモリーには複数の領域があり、それらを1つのメモリー領域として扱い、その中で通算書き換え回数が最も少ない領域を探し出してポイントを書き込む手法をデータ放送で開発、特許を取得したもの。
（全文は2012/2/20発行の「連合通信放送映画速報」に掲載）
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