関西テレビの福井澄郎社長は26日の記者会見で今年の経営方針などにつき要旨次のように語った。
一、昨年は東日本大震災でテレビの速報性とライフラインとしての役割を見直された年だったと思う。今年は災害に強い局になるために、ハードとソフトを見直し、完全デジタル化によって、あらゆるデバイスに対応できるようなコンテンツメーカーになろうと思っている。
一、第3四半期の単体の業績は、売上高が452億46百万円で前期比1・1%減、営業利益33億69百万円で3・5%増、経常利益38億42百万円で0・8%増と減収増益。売上高が減ったのは前年度の「平成中村座」のような大きなイベントがなかったことが大きな理由。放送収入は400億73百万円で1・0%増。このうちスポットは269億40百万円で2・4%増。通期では営業利益で36億円程度を見込み、減収減益を予想している。
(全文は2012/1/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)