ニッポン放送の村山創太郎社長は4日の新年全体会議で要旨次のように挨拶した。
一、昨年2011年は、誰にとっても一生忘れられない年になった。3月11日金曜午後2時46分に発生した東日本大震災、それによる大津波、原発事故と、想像もしなかった出来事が次から次へと連鎖的に発生し、私たちは、全社を挙げて対応した。こうした中で、我々を励ましてくれたのは、「ラジオに助けられた」、「情報をありがとうございました」という、リスナーからのメッセージだった。普段は笑顔を届け、いざという時には安心を届ける。まさしく心と心をつなぐメディアがラジオであることを、今回の震災によって改めて思い知らされた。震災は終わっていない。復興はまだまだ途上である。今後もこの気持ちを忘れずに、取材に、放送に、取り組んでいきたいと思う。風化させてはならない。
(全文は2012/1/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)