テレビ朝日の早河洋社長は4日、要旨次のような年頭挨拶を行った。
一、皆さんの奮闘のおかげで今年の仕事始めも、大変幸先の良いニュースでスタートを切ることができた。年末年始週(12月26日〜1月1日)の視聴率はゴールデン・プライムとも13・3%で堂々たる2位だった。また、正月3が日の平均視聴率はゴールデン・プライムとも14%台でトップとなり、4年連続の快挙となった。また、基幹11局もトップで、大変、ネットワークも活況を呈した。加えて、2011年の「スーパーJチャンネル」が7・3%と開局以来初めて、年間民放同時間帯トップとなり、社長賞を贈ることを決めた。
一、昨年2011年、私たちは東日本大震災と完全デジタル化という歴史的な体験をした。2つの出来事については、様々な論点があるが、私自身はテレビメディアにとって、大きな試練だったという風に受け止めている。インターネットが急成長する中で、視聴者もアドバタイザーも、テレビの評価や見方を変えつつある。その変容に対して、テレビの衰退やテレビ離れが指摘されている。
(全文は2012/1/6発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)