テレビ東京の島田昌幸社長は24日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、12月から中国でアニメの配信事業を始めることになった。中国市場には、特にアニメの分野でアクセスしていきたいと考えており、その1つとして中国の大手動画配信サイト「土豆」とパートナーを組んだ。現状、私たちのアニメを中国で放送するのは、なかなか難しいことだ。そのような環境の中、当社は常州テレビ系列のアニメ制作会社と協力してアニメーションを制作し、中国では映画を、日本をはじめ各国ではテレビシリーズを放送するという事業を進めている。当社のアニメは、中国国内では相当知られているが、残念ながら今のところ、正規のルートではない。そのため、動画配信サイト「土豆」と手を組み、正規の映像を中国の視聴者に楽しんでいただくことによって、違法投稿動画を追いやりたいと考えた。中国でアニメの正規配信を行うのはキー局では初めてとのこと。これが1つのきっかけになってくれれば、というのが私の願いだ。
(全文は2011/11/30発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)