TBSラジオの加藤嘉一社長はじめ幹部は16日の記者会見で、現況と今後の対応につき要旨次のように語った。
▽加藤嘉一社長=4月編成は「Dig」「Listen SOUL!」「Listen HEART!」も、徐々に内容が安定し、少しずつリスナーの間に定着してきている。今後もリスナーとの信頼関係をより強固なものにし、聴取率調査において、着実な進歩が確認できることを期待。
「土曜ワイドラジオTOKYO 永六輔その新世界」が、6月12日に放送1000回を記録した。まさにラジオ界の快挙であり、永さんをはじめ共演者・スタッフの皆様に心からの敬意を表するとともに、長年この番組を支えていただいているリスナーの皆様、広告主・広告会社の皆様に心から感謝申し上げたい。
参議員議員選挙は番組で取り扱う頻度も増してくるが、現場に対しては、メディアとしての責任と義務を改めて確認し、適切な対処を徹底するよう求める。
営業状況は4月に引き続き5月も順調に推移した。ただ先々においては不透明なところもあり、タイムとスポットのバランスにも留意しながら気を引き締めて対処しなければならない。
事業部門では、TBSラジオも製作委員会に参加した舞台「おくりびと」の東京公演が6月6日に終了した。評判も上々だった。舞台「赤坂大歌舞伎」、映画「みつばちハッチ」「ハナミズキ」の公開も近づいてきている。興行の成功に向けてラジオメディアならではの宣伝展開を強化していく。その他「らじこん」をはじめ新規事業案件は目下「種まきから育成」の段階で、今後の収穫に期待している。
(全文は2010/6/18発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)